去る20日(日)、滝川吹奏楽団(滝吹)の第39回定期演奏会を聴きに行ってきました。
ウチの団(B吹)では、練習日程や地元もしくは交流のある楽団の演奏会を告知する「おたより」(学級通信みたいなもの)が毎月団員に配布され、この演奏会もそれで知ったのですが、目に留まったのが、
創立40周年記念
「パントマイム」ユーフォニアムソロ:外囿祥一郎(ほかぞの・しょういちろう)
「ブラス・ヘキサゴン」がゲスト参加した、函館ブラスアンサンブル15周年記念演奏会のDVDを知人経由で拝見して以来、その特徴的な(?)お名前とも相俟ってずっと気になっていたプレーヤーの一人です。
そんなわけで、blogネタの仕入れも兼ねて(笑)滝川に向かったのであります。
曲目は、
【第1部】 メモリアルステージ(○十周年にまつわる曲)
・行進曲「輝く銀嶺」(齋藤高順)※1971年コンクール課題曲
・ヘイ・ジュード(レノン&マッカートニー/岩井直溥)※ビートルズが解散して40年
・上を向いて歩こう(中村八大/天野正道)※1961年発表
・ロミオとジュリエット(N.ロータ/真島俊夫)※ロータ生誕100年
・アルメニアン・ダンス パート1(A.リード)※リード生誕90年
【第2部】
・ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス(D.ギリングハム)
・ヴィンテージ(D.ギリングハム)←外囿さんソロ
・パントマイム(P.スパーク)←外囿さんソロ
【アンコール】
・ホール・ニュー・ワールド(A.メンケン)
・川の流れのように(見岳章/美空ひばり)←外囿さんソロ
・また逢う日まで(筒美京平/尾崎紀世彦)
唯一残念だったのが、第2部の「ヴィンテージ」の演奏中にケータイを、しかも延々と鳴らす人がいたこと。予め電源を切るようちゃんとアナウンスもされていたし、そもそも会場に入った時点でそこまで気が回らなかったのでしょうか。せっかくの演奏が台無しです。
今年は震災という辛く悲しい出来事があったせいか、O吹を始めとして多くの団体で「上を向いて歩こう」が演奏されましたが、そのほとんどが山下国俊編曲のM8版で、天野正道版は初めて聴いたような気がします(どっちも好きですが)。
先述のように思わぬ邪魔が入りはしたものの、外囿さんのソロは素晴らしく、ペダルから超ハイトーンまで痩せない豊かな音色、鮮やかなフィンガリング‥‥とにかく今まで聴いたことがないユーフォニアムの演奏を聴くことが出来ました。
圧巻だったのは、やはり「パントマイム」。
演奏が終わると、自分はニヤケ顔に涙目というみっともない顔で拍手を送っていました(笑)
アンコールの「川の流れのように」では、外囿さんは前半のユーフォニアムソロの他、バンドでメロディを演奏する後半部分でもオブリガートを担当。結構なハイトーンを盤石の音程でサラリ(ご本人は大変なのかも知れませんが)と吹いていました。
上手いなぁ‥‥。
会場の出口では、団員の皆さんがキャンディを配っていました。
40周年おめでとうございます☆
ちょっと遠かったけど、行った甲斐がありました。
滝吹の皆さん、お疲れさまでした♪