SLすずらん号ラストラン

 現在に続くJR北海道の復活蒸機の嚆矢となった「SLすずらん号」が、1999年の運行開始から8年目の今年をもって運行を休止することになりました。きっかけはNHK朝の連続テレビ小説すずらん」ですが、放映終了から年月が経つにつれて乗客が減り、運行日も縮小の一途を辿っていました。
 あくまで「休止」であり「廃止」でないとは言え、次はいつ会えるか‥‥そんなわけで9日・10日と泊まりがけで留萌本線に出掛けてきました。
本当はB吹のステージがあったのに‥‥スイマセン。m(_ _)m


横断幕が‥‥。


 9日は朝から晴天。現在「オホーツク」に夜行便がなく、この日の「SLすずらん号」も下り(往路)指定席券が取れなかったため朝一番の「オホーツク2号」で出発です。旭川から普通列車を乗り継いで、お昼過ぎに留萌に到着。



2006.09.09 9426レ「SLすずらん号」 留萌本線留萌駅にて
FinePix F11


 絶好の撮り鉄日和ですが、非冷房で黒塗りの旧客(旧型客車)車内は‥‥確かに雰囲気はいいけど、こんな日は冷房付きの茶色い14系が恋しくなります。


黄金色の稲穂。


 復路の深川到着後は、鉄ちゃんお待ちかねの装着品抽選。自分は客車のサボ(行先表示板)とプレートをゲット出来ましたが、SLに装着された1枚58,000円の砲金製ナンバープレートが4枚すべて売れたのにはビックリ。


ちょっと寂しいお顔です(笑)


 翌10日は往復乗車し、深川到着後に催されたお別れセレモニーを見届け、旭川から「オホーツク7号」で帰ってきました。二日間とも車内は超満員、沿線も特に10日は生憎の雨だったにもかかわらず、多くの鉄ちゃんがカメラを構えていました。


セレモニーの様子。
法被姿の3人の女性は「ミスあんどん」。この後、乗務員に花束が贈呈されました。


 撮り鉄専門だった自分が乗り鉄も始めたのは2003年頃。それ以来、比較的近場を走るSL列車として「すずらん号」は「冬の湿原号」とともに乗る機会が多く、思い出も多かっただけに運行休止は残念です。


思えば、初めて客○さんにカメラを向けたのもこの列車だったっけ‥‥。(;^♭^)シーッ!


またいつか、留萌本線でSLの勇姿に会えることを願って‥‥。