狩勝戦士展

go2batayan2011-10-12

10日(月・祝)、新得に行ってきました。


お目当ては新そば‥‥もさることながら。


 1966年に廃線となった根室本線新得〜落合間の旧線、通称「旧狩勝線」の途中にある新内(にいない)駅。以前から9600形蒸気機関車と20系寝台客車3両が保存されていて、現在は構内に張り巡らされた線路でトロッコに乗ることも出来るようになりました。
 9600形の次位にあるナハネ20は「旧狩勝線ミュージアム」として、実際に現場で使われていた品々や、旧狩勝線を再現したジオラマが展示されています。
閉塞器。


 この本の「根室本線旧線狩勝峠」編を読んでいると、筆者が狩勝信号場跡で「紺色の染付けが鮮やかな便器」を探すシーンが登場しますが、ひょっとしてこれ↓のことなのでしょうか?


そして2両目のナロネ21では、「狩勝戦士展」という写真展が今月いっぱいまで開催されています。



 現在、根室本線狩勝峠国道38号線の数km南を通っていて、新得を出ると大きなS字を描いて緩勾配で高度を稼ぎ、長さ5,790mの新狩勝トンネルで一気に山を貫いています。
 これに対して、旧線は国道とほぼ並走していて、新得側では国道の南側を通り、現在の狩勝峠展望台の真下を狩勝トンネルで貫き、国道の北側に出て落合に至るというルートでした。


 旧線は新得側から十勝平野が一望でき、かつては日本三大車窓のひとつに数えられるほどの絶景を誇ったそうですが、急勾配と急カーブが連続する道内屈指の難所でもあり、とりわけ新内・狩勝の両トンネルを通過する上り列車のSL乗務員は、常に窒息の危険に晒されていたと言われています。


ここでは、その「旧狩勝線」の在りし日の姿を見ることが出来ます。


NPO法人「旧狩勝線を楽しむ会」
http://www.karikachi.org/photoExhibition/



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