今更こんなことを書くのもアレですが、報道各社が競って飛ばしていたヘリでただ漫然と空撮する以外に出来ることはなかったのでしょうか?
地上にロープを下ろして被災者を救出するのは人員や装備の都合で困難だったとしても、倒壊を免れた建物の屋上で旗を振ったり「SOS」を示している人たちに対して、救援物資を投下するくらいのことは出来なかったのでしょうか?
ここ数日、特に地震発生直後のTVニュースを見てそんなことを考えてしまいました。
3月11日(金)、時計はもう少しで午後3時になろうという頃。社屋がゆっくりと横に揺れ始め、振幅を次第に広げながら船酔いしそうな揺れは数分間続きました。
「きっと遠くで大きな地震があったに違いない」
その不安は的中してしまうことになります。
帰宅してTVを点けると、映し出されたのは目を覆いたくなる惨状。
母方の親戚が住み、家族で旅行もした仙台、石巻。
風光明媚な車窓の仙石線、電車に揺られて行った野蒜の海水浴場。
祖母宅から散歩して行けるくらい近かった石巻港。
特急「みちのく」の食堂車から海を眺めた常磐線。
色々な思い出が蘇り、涙が止まらなくなりました。
今日になって親戚は全員の無事が確認されましたが、地震と津波が及ぼした被害の甚大さ、ひっきりなしに続く余震や放射能の恐怖を思うと気持ちは未だ晴れません。
今回の地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
被災地におかれましては一日も早く普段の生活に戻れるよう、心よりお祈り申し上げます。
■赤い羽根共同募金webサイト
■日本赤十字社webサイト