先月のKSWEさんの定期演奏会のプログラムに「釧路テューバドットコム」なる集団のチラシが挟まっていて、それによれば6月9日(日)に3rdコンサートを開催するとのこと。音域ごとに楽器が何種類もあるクラリネットやサクソフォンの何重奏とか、ホルンだけの何重奏というのはこの辺でもちょくちょくありますが、チューバしか登場しないコンサートというのは少なくとも自分の記憶には無く、
コレは行くっきゃない!
ということでいざ釧路へ。
会場はフィッシャーマンズワーフMOOにほど近い北海道立釧路芸術館。プログラムには「ふだんメロディーを吹く機会の少ない私たちの『日頃のウップン(笑)』を全力で、全力で、全力で『奏でたい』と思います!」と、同じチューバ吹きとして思わず目頭を熱くさせてしまいそうな文言が添えられていました。
曲目は、
【ソロ】
・無伴奏チェロ組曲よりブーレ I/II(J.S.バッハ)
・G線上のアリア(J.S.バッハ)
・Amazing Grace
・トロイメライ(R.シューマン)
・歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」(G.プッチーニ)
・チャールダッシュ(V.モンティ)
・ティコ・ティコ(Z.アブレウ)
・I Got Rhythm(G.ガーシュイン)
・ラプソディ・イン・ブルー(G.ガーシュイン)
・リベルタンゴ(A.ピアソラ)
・A Hard Day's Night(レノン&マッカートニー)
・Yesterday Once More(R.カーペンター)
・「となりのトトロ」より「ねこバス」(久石譲)
【アンサンブル】
・子象の行進(H.マンシーニ)
・ロンドンデリーの歌(「ダニー・ボーイ」でもお馴染み)
・エル・カピタン(J.P.スーザ)
まさか「リベルタンゴ」を2日続けて聴くとは思わなかった(笑)
「チャールダッシュ」といえば様々な楽器で演奏される曲ですが、自分は中学時代にたまたまTVで見た多戸幾久三氏(当時のN響首席チューバ奏者)のソロで初めてこの曲を知ったせいか、ボコボコボコボコ‥‥というチューバソロが頭に思い浮かびます。その時の楽器は多分F管(6ロータリー)で調は↑の動画と同じCでしたが、今回の奏者の方は1ロータリー+4ピストンのF管(YFB-621?)をお使いで調はDでした。
それにしても、B管・C管・Es管・F管、前ピス・縦ピス・ロータリー‥‥。
これだけいろんなチューバが揃うと壮観ですね。
もし今後も演奏会があればお邪魔したいです。