今からちょうど10年前の今頃、先代ばたばた号（VWポロ）で釧路に向かった時のこと。
2002.10.05 釧網本線・摩周駅にて
EOS IX E（APS）＋EF24-85mm F3.5-4.5 USM FUJI nexia 200
目的は撮り鉄で、釧網本線に入線するノースレインボーエクスプレスを摩周（弟子屈）から国道391号で追っ掛けた後、特急「おおぞら」の釧路乗り入れ40周年を記念してこの翌日に運行される「おおぞら2002記念号」の送り込み回送を迎撃しようと考えていました（本運転当日は地元を「北斗星」が走るためそっちの撮影を予定）。かくして、庶路駅（白糠町）近くにある踏切の脇道にバックでクルマを入れようとクラッチを踏むと、
バンッ！
といったきりペダルが引っ込んだまま戻らなくなりました。
2002.10.05 回9355D 根室本線・庶路駅にて
EOS IX E（APS）＋EF24-85mm F3.5-4.5 USM FUJI nexia 200
この症状からお分かりの通りクラッチワイヤーが破断しており、直後に通過した「おおぞら2002記念号」の回送はしっかり撮りつつ（笑）結局クルマを釧路のVWディーラーに預けて列車で帰る羽目になりました。代車が無かったので翌日の「北斗星」の撮影にはもちろん行けず。翌週に友人のクルマで「銀河オホーツク」の撮影のついでに釧路に寄ってもらい、クルマを引き取ってきましたが、この時点でオドメーターの数字が10万km近くに達していたポロは、これを境にちょくちょく故障に見舞われるようになりました。
そして今年、同じく庶路に立ち寄った10月8日。現ばたばた号は前日に走行距離が15万kmに到達していました。
2012.10.08 2094レ 根室本線・新富士（釧路貨物）駅にて
EOS 50D ＋ SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
新富士（釧路貨物）駅で2094レを見送って帰途に就き、大楽毛から国道240号に入って道の駅「阿寒丹頂の里」まであと少しというところで、接近してきた対向車が突然「キーッ」とタイヤを鳴らし、驚く間もなくばたばた号の右側に、
ドンッ！
と何かがぶつかりました。
「当て逃げか？」とも思いつつ、とりあえず道の駅の駐車場に入って警察と保険屋さんに電話し、駆け付けたお巡りさんに調べてもらったところ、どうやらぶつかったのはクルマではなく鹿らしいとのこと。自分の進行方向右（対向車から見て左）側から鹿が飛び出し、対向車が急ブレーキか急ハンドルでタイヤを鳴らし‥‥間一髪逃げおおせたか、間に合わずにぶつかったか‥‥とにかくこちらに飛び出した鹿とぶつかってしまったようです。
真っ暗だったとはいえ、ぶつかるまで鹿に全く気付かなったことに愕然としました。
ドアハンドルや鍵穴に残った毛から「相手」は断定されましたが、シシ神様ばりに立派な個体だったのか思いの外ダメージは大きく、可倒式のドアミラーは倒れる間もなく根こそぎもぎ取られ、ボディパネルはフロントフェンダーからリアドアにかけて凹み、さらにフェンダーには角が当たったのか深い傷も付いていました（いずれも右側）。かくして、昨年の降雹被害を修理した5月に続いて今年2度目の板金修理と相成りました。
今月中に直るかなぁ‥‥(´・ω・｀)
