釧網本線の冬の風物詩となった「SL冬の湿原号」。2000年に運行を開始し、早いものでこの冬で10シーズン目を迎えます。例年通り1月の2日間は釧路〜川湯温泉間に運転され、初日の24日は今や北海道ではここでしか見られなくなった重連運転。2日目の25日はSL（C11）＋ディーゼル機関車ですが、この日だけはSLがいつもと反対を向いて走ります。
昨年は川湯温泉に一泊して2日間とも撮影しましたが、今年は両日とも夜にブラスバンドの練習が入っていたので、初日の重連運転のみ撮影してきました。演奏会まで残すところあと2週間。とても悠長にサボってる余裕なんてありませぇ〜ん（苦笑）
実は当初、24日の未明に家を出て国道240号経由で大楽毛に抜け、早朝に新富士に到着する貨物列車や「スーパーおおぞら」を撮影してから釧網本線へ転戦しよう‥‥と目論んでいましたが、23日は季節外れの暖気で年明けから積もった雪が一気に解け、夜に気温が下がれば道路はブラックアイスバーン必至という状態。加えて、24日の夜半過ぎに吹き始めた風は家を揺らすほど強く（コレで目も覚めてしまった）、自分の早出する気もろとも吹き飛ばしてしまったのであります。
そのまま目覚ましもセットせずにフテ寝同然で再び布団にもぐり込み、目が覚めたのは翌朝の9時。カーテンを開けると、やや風はあるものの青空が広がっていました。
「今から出ればまだ間に合う」さぁ出発です。
摩周（弟子屈）到着時点で時計は11時半。このままノンストップで標茶まで行けば十分迎撃可能ですが、何と言っても今日は重連。国道391号を南に進むと、良さげなポイントには既に先客がスタンバっています。これからこの先で先客のいないポイントを探すのも無理な話なので、ひとまず南弟子屈駅に近い踏み切りにクルマを停めてスタンバイ。
かくして、スチルはまたまた重連がもったいないアングルに（笑）
2009.01.24 9382レ「SL冬の湿原号」 釧網本線・南弟子屈駅〜摩周駅にて
PowerShot S3 IS
摩周駅では給炭・給水のため小休止。
2009.01.24 9382レ「SL冬の湿原号」 釧網本線・摩周駅にて
PowerShot S3 IS
ちなみに給水塔がない今はどうやってSLに給水するかと言うと、
彼の力を借りています。
どこへ行っても、SLの周りには人だかりが出来ます。そういえば撮影している時は気付かなかったのですが、171号機のみ煙突に回転火の粉止め（通称ク○ク○パー）が取り付けられていませんでした。
2009.01.24 「SL冬の湿原号」 釧網本線・川湯温泉駅にて
PowerShot S3 IS
最後は摩周駅で見送ってきました。また来てね〜♪
2009.01.24 9383レ「SL冬の湿原号」 釧網本線・摩周駅にて
PowerShot S3 IS
自分はこの後、弟子屈で遅い昼食をとって帰途に就きましたが、初日の重連はもとより2日目のSL＋DEの撮影に出向かれた方も大勢いらっしゃったハズ。
皆さんお疲れさまでした。(*^-')b
