さようならボウズ

 3月のダイヤ改正で運用から外れ、苗穂運転所に留置されていたキハ183系の初期車(キハ183-200番台(スラント)とキハ182-0番台)が、先週2回に分けて陣屋町室蘭市)へ廃車回送(?)されました。海外譲渡されるのか現地解体されるのか、今後の処遇は不明ですが、2回目に回送された車両の中には弊blogでも度々取り上げてきた「白ボウズ」ことキハ183-104の姿もありました。


自分がカメラに収めた最後の姿。

2017.05.06 苗穂運転所にて(1750M車内から撮影)
EOS 7DSIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO


 元々は長編成を組む際の発電装置付き中間車・キハ184で、国鉄末期に進められた短編成化・本数増により不足する先頭車を賄うため、運転台を取り付けられてキハ183-100番台を名乗った4両(101〜104)の中の1両。改造されなかったキハ184が2006年度までに姿を消し、後に「青ボウズ」となった101〜103が2008年から2009年にかけ相次いで廃車されてからは、主に「オホーツク」の予備車として孤軍奮闘を続けてきました。

(再掲)2017.01.03 73D「オホーツク3号」 石北本線・奥白滝信号場〜白滝駅にて
EOS 7DSIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO


何だか‥‥大袈裟じゃなく心にぽっかり穴が開いた気分です。


 これで(キハ40系のオリジナルエンジンでもある)DMF15HSAを搭載するキハ183系は「旭山動物園号」のキハ183-3・4を残すのみとなったわけですが、つい先日、その「旭山動物園号」についても今年度中に廃車となる予定であることが報道されました。今夏からは週末限定で札幌〜旭川間の特急「ライラック」の一部を「ライラック旭山動物園号」として運転するそうです。


JR北海道プレスリリース(PDF)
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170519-2.pdf


一回くらい乗っておくべきだったかなぁ‥‥。

2016.11.13 74D「オホーツク4号」 石北本線遠軽駅にて
EOS 50D + EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM